葬儀を行うまでは、遺体を安置しておく必要があります。火葬だけ行う火葬式でも、法律によって48時間以上経過しないと火葬できないことになっているので安置が必要になります。病院で亡くなった場合、直接斎場に運ぶケースも増えています。斎場に着くとすぐに納棺が行われてしまうこともありますが、多くの場合は通夜を行う部屋にいったん移して安置します。

自宅で医師に臨終を確認してもらった場合も、納棺までは、家で通夜を行う部屋で遺体を安置します。このときに清拭、死装束への着替え、死化粧、などを施すこともあります。安置は、葬儀社の指示もしくは宗派のしきたりに沿って行います。枕元には枕飾りを置きます。

白木の台か小机に白い布をかぶせて、三具足(香炉、燭台、花立)を供えます。家に神棚がある場合には、神棚に死のけがれが入らないように、神棚封じを行います。扉を閉めて、半紙などの白い紙を張ってます。扉がない神棚は、前面に白い紙を張ってご神体を隠せば良いです。

神棚封じは四十九日の忌明けまで続けることになっています。枕勤めは、通夜の前に行います。死者の成仏を願って枕経をあげてもらうことです。喪主、遺族、近親者が僧侶の後ろに控えて故人の冥福を祈る儀式です。

最近の葬儀では、この枕経は省略されることが多いです。納棺や通夜のときにまとめて行うことも増えているからです。以前は、枕勤が終わった後に通夜と葬儀の相談をするのが一般的でした。東京の永代供養のことならこちら

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