最近、私の祖母が、老衰で亡くなりました。数ヶ月前から、食事が喉を通らなくなり、病院で入院生活を送っていました。時間をみつけては、祖母の入院している病院へとお見舞いに行きました。だんだん、小さく声も出なくなる祖母の手を撫でることしか出来ませんでした。

幼い頃から、祖母にたくさん可愛がってもらっていた私は、私の頭を撫でてくれた優しい温もりのある、祖母の手を覚えています。祖母と永遠にいれるような、そんな気持ちで毎日を過ごしていました。ちょうど私が、仕事でお見舞いに、行けないときに祖母の容態が悪化したと連絡がありました。祈る気持ちで毎日、仕事に行きました。

母からの電話で、祖母が息をひきとったことが、知らされました。それから、仕事を終えて祖母の待つ、葬儀場へ行きました。闘病中は、きつそうで辛そうな顔をしていたけど、安らかな顔をしていました。私が、会いに行く度に、本当はきつくては手も触られたく無かったかも知れません。

母と私は、祖母が自分の葬儀の相談を、亡くなる10年以上前からしていたことが分かりました。互助会の満期を持っていて、自分の最期の時の用意をしていたのです。叔父や叔母と、母が葬儀社の方に、相談して葬儀が執り行われることになりました。祖母は、周りのみんなに迷惑がかからないように、考えていたのです。

葬儀の相談にも、真心で対応していただきありがたかったです。祖母に、触れることは出来ないけど、穏やかに最期を過ごせることが祖母の望んでいた事だと感じることが出来ました。

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